2024年、日本における女性の転職事情は大きな変化を遂げています。
「女性の転職したい企業」でトップは、近年はGoogle(グーグル)、トヨタ自動車、楽天、SONY(ソニー)、Amazon(アマゾン)、Panasonic(パナソニック)、資生堂、リクルート、ワコールなどが人気です。
たしかに人気の企業だが、倍率も高いし場所や条件的に働きたくても働けないという人が多いぞ
企業でなく「職業」で見ていくと、女性に長年人気の仕事は『医療関係の仕事』です。
「保健師」の仕事はお給料も高く、地域住民の健康相談など保健指導(アドバイス)をすることが主なので、幅広い知識が必要ですがお仕事自体はハードではありません。
全体的に人手不足で体力仕事ではないので、年齢を重ねても続けやすいお仕事です。
医療関係といえば「看護師」の仕事は人気です。看護師は国家資格が必要ですが、一度資格を取ってしまえば更新もなく、年齢を重ねても医療機関で仕事ができます。
病棟勤務がしんどくなったらパート勤務で働いたいすることもできますし、一般的なパートの時給よりも高いです。
筆者の同級生で看護師の仕事をしている女性は、審査が厳しい銀行も「融資はすぐにおりる」と話していました。
やはり医療関係だと銀行の信用もかたいということですね。
しかし看護師の仕事は病院によってはストレスも多く、夜勤があったりハードなので「早死にする職業ベスト10」のランキングでは上位になっています
筆者が以前自営業をしていたときのクライアントさんで看護師さんはたくさんいましたが、本当に病院による感じでした。
良い病院に勤められればとても良さそうですが、自分が望まない部署に配属になった場合にかなりストレスを感じる人もいます。
筆者の親戚は40歳過ぎて頑張って看護師資格をとったのにすぐに辞めてしまいました
せっかく資格を取ってもすぐに辞めてしまうともったいないので、自分に合っているかも踏まえて転職を検討されると良いかと思います。
それではここから20〜50代女性の年代別にどのような職業が人気か転職事情を見ていきましょう。
・女性の転職事情について知りたい
・女性の人気の職業について知りたい
20代女性の転職
20代女性は新卒で就職して、キャリアのスタート地点に立つ世代です。
20代女性はITやデジタルマーケティングなどのテクノロジー関連の職業が人気です。
とくにエンジニアやデータアナリストなのが注目を集めています。
最初は新しい職場になれることに必死になったりしますが、ふと気付くと仕事も慣れてとくに不満はないけど、もっと仕事でやりがいを感じたい、本当にやりたかった仕事はこういうことではなかったなど、疑問を持ち始める人もいます。
20代はスキルを身に付けて自分を磨く時期だと割り切って、チャレンジするのもありです。
結婚を考えている場合は、子供ができても待遇が手厚い会社に行きたいと思います。
今の条件では安心して子育てができない、または退社するしかないのであれば、今のうちに子供ができても大丈夫な会社に転職しておくのも良いかもしれません
30代女性の転職
30代女性のは結婚や子育てが入ってきて、バランスを考える人も多いです。
リモートワークが可能な職業やフレックスタイムを導入している企業が人気を集めています。
とくに人事やプロジェクトマネージャーなど、専門的なスキルや知識を活かせる仕事が注目されています。
子育て経験を活かせる「保育士」も人気があります。筆者の以前のクライアントさんに保育士さんが何人もいらしゃいました。
やはり子供好きで優しい性格の方が多かった印象ですが、保育士だと『お給料が安い』のと、子どもを抱っこしたりすることが多いので腰痛など身体がつらい方が多く、小さいお子さんを常に見守ることに神経を使う場面も多く『仕事がハード』ということが不満な点ということでした。
保育士は子どもが好きな人にとっては最高の仕事かもしれないが、お給料の面が残念だな
40代女性の転職
40代女性は、キャリアの集大成を迎える世代です。
この世代では、マネジメント職やエグゼクティブポジションに挑戦する女性が増えています。とくに経営コンサルタントやファイナンシャルアドバイザー、企業の役員職など高度な専門知識と経験を活かせる仕事が人気です。
また、長年の経験をもとに起業する女性も増えています
ビジネスの経験や人脈を活かし、自身のビジネスを展開することで新たなチャレンジを試みる姿が見られます。
50代女性の転職
50代女性の転職は定年退職を見据えたキャリアチェンジを考える時期です。
この世代では、社会貢献活動やNPO法人での活動が人気です。とくに教育や福祉、環境保護など、社会的意義のある仕事に従事する女性が増えています。
これまでのキャリアで培った知識と経験を活かし、アドバイザーとしての活動も注目されてます。
また、定年後も社会との繋がりを持ち続け、これまで磨いてきた自身のスキルを活かすことで、充実したセカンドキャリアを築く動きが多く見られます。
優秀な人や需要が高い業界は、ヘッドハンティングもあるから楽しそうだね!
どのような職業が向いているか
自分がどのような職業が向いているか、考えたことはありますか?筆者は自分で考えたことあまりなかったと思います。
なぜかというと、向いてるか考える余裕がなかったからです
いま思うと、焦ってる時ほどゆっくり考えた方が間違いが少ないです。
また、「仕事に対して自分が何を重視してるのか」客観的に見てみましょう。「身体的につらいのは無理」という方は、そこも踏まえて見ていきましょう。
自分を知ることが何よりも大切です
まとめ
以上、日本女性の転職事情の大きな変化について触れてみました。総じて2024年の日本における女性の転職事情は多様なキャリアパスを選択できる環境が整いつつあります。
年代ごとに異なるライフステージや価値観に合わせて、柔軟な働き方や専門スキルを活かせる職業が人気となっています。年代別に見ていくと今焦らなくてもじっくり学び直したり、新たな分野のチャレンジも可能です。
筆者は自営業をしていた時のクライアントさんで、50代でも新たな分野にチャレンジしていく人を何人も見てきました。いくつになってもやりたいことがあるのは素敵なことです。
そしてせっかく転職するなら、自分が好きで興味がある分野にチャレンジしてみることはとても良いと思います。
もし金銭的な余裕がなくても、新たなスキルを身につけることで今までよりはるかに収入が増えるチャンスがあります。