「退職する」ということは、その仕事内容や人間関係に不満があることが大半です
自分が「仕事にどのようなことを求めているか」を上手く伝えることができるかが重要です。
自分が「こういう仕事をしたいから、やむを得ず退職した」というポジティブな理由に言い方を変えるだけで、退職したことも「自分の願望を叶えるための前向きな行動」として、面接でポジティブなものと印象付けることができます。
・努力に見合うだけの評価(役職・手当や給与)を得たい。
・自分の意見が発言できる・アイデアを活かせる職場で働きたい。
・社員同士や顧客と信頼関係を築いていける会社で働きたい。
例えば上記のようなことを求めていて、それが叶う、自分に合う会社で頑張りたい。
このように「自分の可能性を広げたい」という言い方でしたら、むしろやる気がある人だと感じられるでしょう。もちろん面接を受ける会社に魅力を感じている、というのが大前提です。
自分の「やる気」をアピールすることがポイントだな
人間関係での退職の場合は、人間関係で辞めたことを言わない
前の職場を人間関係で辞めた場合、次の職場でも嫌な人はいないか心配になったり気になったりするかも知れません。
しかし、それを面接官にそのままストレートに面接官に伝えてしまうと、「人付き合いが苦手な人で、うちの会社も人間関係で辞めかねない」と思われてしまう可能性があります…
それとなく「人間関係が厳しい職場かどうか」は、誰しもが多少気になると思うので聞いて良いと思いますが、退職理由では伝えることで採用率が下がってしまう可能性があります。
退職回数が多い
例えば過去に1年もしないで退職していたり、退職回数が多いと、企業側から「自分の会社もすぐに辞められるのでは?」と思われてしまう可能性があります。
自分の会社もすぐに辞められるのでは?と思われる可能性がある
退職理由はできるだけポジティブな言い方に変えて伝えた方が良いでしょう。
「〜こういうスキルを身に付けたくなった」
「人と接する仕事がしてみたくなった」
など、言い方はいくらでも変えられます。
マイナス点を挙げるより、よっぽど良い人材として面接官に見てもらえます。
もちろん、まったくデタラメはNGです。
自分に当てはまる内容で、偽りがないことが必須だぞ
言い方を変えてみます。簡単なことですが、これだけで随分印象が変わります。
大人数が苦手→少人数が好き
甘味が苦手→甘味を抑えたものが好き
騒がしいのが苦手落ち着いた雰囲気が好き
など、良い言い方に変換して伝えるようにします。
そしてマイナス点を先に持ってきて、プラスで終わる話し方です。
「電話応対は苦手だけど、メールの返信は早い」
「朝は苦手だけど、午後は集中できる」
面接の間だけでなく、常日頃からこういうポジティブな話し方ができた方が良い方向に進みやすくなります。
(筆者も心掛けています)
退職理由を「やむを得ない、ポジティブな理由」として面接官に伝えることができれば、印象は変わってくるぞ
例えば、
「A社で○○のスキルを身に付けたかった、B社では□□のスキルを磨きたかった、御社では○○と□□のスキルが活かせると思い、転職を希望しています。」
のように、身に付けたいスキルがあったので転職したが、今回はそのスキルを活かすために働きたい、というポジティブな転職したい理由を面接官に伝えることで、退職回数が多いのはやむ得ない理由だったんだなということが伝わります。
面接は緊張するかも知れませんが、面接官は条件やスキル・人材として会社に合っているか、性格や人となりを見ています。
面接を受ける立場としては、もし自分が実際にここに勤めたらこんな面はどうかな?という質問も面接の時に質問しましょう。
就職してからすぐ辞めてしまうのはこんな職場だと思わなかったとか、実際にどんな仕事をするのかちゃんと聞いてなかったなど、面接の時に本当は知ることができた情報を質問が足りなかった場合にも起こりえます。
面接を受けて良い企業でも「ここでは働けない」と思ったら、面接に受かっても断るケースもよくあるぞ
仕事は自分に合っているかが重要です。その仕事が合っているかどうか、質問をする姿勢にもやる気が感じられます。
そして自分の話をちゃんと聞く人に対しては、好感持てますよね。面接官の方の話を集中してよく聞きましょう。
面接官の方の話を途中で遮らずに、話が終わるまで聞いてから答えたり、話を聞いている間は目を見てうなずいたり、「お話しちゃんと聞いてますよ」という反応も大切です
まとめ
要するに良い印象を与えられるような言い方や言い回しで、面接官の好感度が上げられれば成功です。
面接官の立場に立って考えてみれば簡単です。「今日はお時間とっていただきありがとうございます」という感謝の気持ちが伝われば、さらに好印象にすることができます。緊張してしまう人は、笑顔で空気を緩めることができます。